《旅する教会》ミャンマー編⑤:Fighting ballとアジアのリーダー像

社会・国際

旅する教会 ーアジアの教会を訪ねて:ミャンマー編⑤

鈴木光(すずき・ひかり):1980年、横須賀生まれ東京育ち。アメリカの神学校を卒業後、2006年に日本キリスト教団勝田教会に伝道師として赴任。2010年より主任牧師。妻と娘1人。著書に『「バカな平和主義者」と独りよがりな正義の味方』(2016年、いのちのことば社)、『伝道のステップ1、2、3』(2018年、日本基督教団出版局)。趣味は読書(マンガ)とゲーム、映画、ネット。

 これはアジアの教会のリーダーたちが、互いの国の教会やリーダーを訪ね歩いて学んでいく共同体型の研修〝PALD(Pan Asia Leadership Development)〟の様子を記した旅エッセイである。僕と旅の仲間たちの道中を、どうぞお楽しみください。(毎週火・金曜日更新! この旅のはじまりについてはこちら

Fighting ballとアジアのリーダー像

 昼ごはんはインド料理屋さんに寄った。
 当然どれもカレーのメニューなのだが、見ているとチキンとか豆とかお馴染みのものの中に、「fighting ball」という耳慣れない名前が出てきた。どうやらこれはヤギの〇玉らしい。こういうのはやはり食べてみなければと思うタイプなので早速注文してみた。
 モツと白子を合わせたみたいな感じで、よくあるパターンだが、悪くないけど忘れられないほど美味しいというわけではなかった。普通のマトンの方が好きだな。
 ちなみに播義也先生はもう一つチャレンジングなメニューだった「(ヤギのかな?)脳みそ」を食べていた。ちょっともらったけどこれもやっぱり白子みたいな食感で、まあふつうに美味しかった。

手前真ん中のがFighting Ball

 食卓でまた高澤先生と話していて、先生の考える「アジアのリーダー像の地域差」について教えてもらった。いわく、南アジアはグルというか霊的な老師みたいなものを求めていて、東南アジアでは生活全部にわたって面倒見てくれるパトロン的な親分的な存在が好まれる、そして、東アジアでは儒教の先生のような教師的なタイプが概して求められていると感じるとのこと。
 同じアジアでもそういう地域差があるので、このPALDでも国をできるだけばらけさせたそうだ。日本は東アジアだし、カンボジアは東南アジア、インドとバングラデシュとミャンマーはおよそ南アジアだといえる。違いを見ながらも国を超えて学ぶことで、本質に迫れることを期待してやっているのだ。

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